無人島「田島」でEdutainment!

先日、101カレッジのキャンパスでもある無人島 田島にて、地元の子どもたちと一緒に遊ぶ日を設けました。
3密に注意を払いながら、自然ゆたかな島で思いきり過ごします。
下は3歳から上は高校生まで、異年齢が集まりました。

スケジュールはおおまかにしか決めず、お昼とおやつの時間だけ設定。
そのほかはたっぷり自由時間です。

どんなことをするか見ていたら、釣りと遊泳が人気。
ほとんどの時間を海の中で過ごしていました。

お昼はカレーづくり。
火を起こす班、お米を炊く班、野菜を切る班に分かれ、準備に取りかかります。

火を起こすのに必要なのは、熱、空気、材料
材料は乾いていることを確認し、細いものから燃やしていきます。
鉛筆の芯の太さ、鉛筆の太さ、人差し指の太さ、OKをつくる時の○の太さ、の順番。(子どもたちにも分かりやすい説明は、百戦錬磨の田島のスタッフ)
着火には、油を含んだ「ひのき」や「すぎ」が適しています。
火起こしにはいくつか方法がありますが、田島で使うのは「さしかけ式」。
太い薪を1本置き、そこに立てかけるように置いていきます。

また、お米を炊くときの肝は、正確な水の量と火加減。
釜に入れたお米に人差し指を立て、第一関節のあたりまで水を入れます。

実に、ひとつひとつの作業に学びがいっぱい。

ひとやすみして、午後も海、海、海。
海で遊ぶときは、低体温症にならないよう注意が必要です。
適度に休憩をとって、火の周りで暖をとります。

3時のおやつは手づくりパンケーキ。
午前中に摘みとった野苺を乗せます。
野苺をそのまま生地に入れて焼いてみたら、酸っぱさと甘さがマッチして美味しい。新しい発見です。

あっという間に時間は過ぎ、解散です。

今日1日、どんな学びがあったかを聞いてみました。
「タコや野苺が今の時期に取れるとは知らなかった」
「泳いでいて分かったのは、魚の群れが石の近くにいて、ワカメや貝を食べていたこと」
「深いところにいくと、水が冷たい」
「カレーをつくる時の煙は、目に入ると痛い!」
「死んだ蛇をヒトデが食べていた」
 (ヒトデやなまこは、いわば海の掃除屋さん。ヒトデは死骸を、なまこは砂を食べ、キレイな砂を出します)

なんといきいきした学びの数々。
「煙が痛い」、確かに…。
では、煙をなるべく出さないように火は起こすには?
目にしみないようにするのは、何か方法はあるのか?
問いはどんどん展開していきます。

一緒に参加したお母さんからは、
「遊びに行って、学んだことを子どもたちと話したことがなかったので、こういう話し合いをするって良いなぁと、私自身が学びました。」
との声がありました。
自身が何を経験したのか、どう考えたのか、どのように解釈するのか…といった振りかえり(リフレクション)は、学びをより近く、深いものにします。

そして、以下のラーニングピラミッドにあるように、「自ら体験する」は、一方的に受ける「講義」とは比べものにならないほど、自身の中に定着します。

私自身、さまざまな経験を重ねてきた中で、実体験に勝るものはない、と言えます。
幅のある体験の機会を設け、お互いに学び合え、教え合える環境をつくっていきたいです。

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