ニートを脱出するきっかけとなり得る5つのパターン

以前、こちらのブログ記事で『「ニート」の理解を深める』をご紹介しました。

ニートとは、「労働力調査における、15~34歳で、非労働力人口のうち家事も通学もしていない人」(厚生労働省)と定義されています。

ニートになる原因は、人間関係が苦手だったり、親の過干渉、就職活動に失敗してしまったり、虐められた経験など過去のトラウマなど原因はさまざまです。
ニート生活が長くなると、社会復帰の糸口が見つけることができなくなったり、将来の不安が大きくなります。

では、ニートを脱出するには、どのようなきっかけがあるのでしょうか?

「一歩踏み出したい」と考えている方に、5つのパターンをご紹介します。

肉親が病気・退職】

例えば、家族に支援してもらって生計を立てている場合。
支援してくれる親が病気で入院したり、定年退職で収入が激減すると、親自身も生活が苦しくなり、ニートとしてこれまでと同じ生活を送ることが出来なくなってきます。


これまで頼りにしていた存在の状況が変わることで、家族の経済的負担を減らすために社会復帰を考えるようになったり、大人である自分が親に養ってもらうことへの申し訳なさから、自分の生き方を考え直しニートをやめるきっかけになることがあります。

【金銭的な問題】

はじめは貯金や周りからの援助があったとしても、いつまでも続くとは限りません。生活のために必要なお金が少なくなってくると、働かざるを得ないと感じる人が多いようです。


また、金銭的な理由で自分のやりたいことができなくなる。例えば、旅行や趣味、パソコンなどの高価な買い物など、やりたいこと、欲しいものなどお金のかかることは、無職・無収入のうちはあきらめることになるでしょう。


お金がないという理由で、できないことが増えると、ニートを脱出してお金を稼ぎたいと考えるきっかけにつながるのではないでしょうか。

【恋愛や結婚】

例えば「恋人」ができたら。
恋人ができるとデートをしたり、プレゼントをあげたり、食事をおごったり、相手にいいところを見せたいと思う気持ちから、働いて収入を得ようという思いが湧くなど、就職を考えるきっかけになるようです。


同様に「結婚」を考えた時、就職を考える場合もあります。
ニートのままだと、結婚相手の家族に承諾を得ることができない可能性が出てきたり、また、部屋を借りる、家具家電など必要なものを揃えるなど、実際に結婚生活を送るためにお金が必要となるので、社会復帰が求められます。

このように、恋愛や結婚の幸せが原動力となり、ニートを脱出するきっかけになることもあります。

【社会とのつながり】

社会とのつながりのなさに寂しさや不安が募り、ニートをやめたいと思うこともあるようです。
ニートとして家に引きこもっていても、インターネットを通じて人と関わることはできますが、SNSで兄弟が友達と楽しく過ごしている様子や、友人が一緒にいる姿を目にしていると、自分も人づきあいをしたいと思うことがあるかもしれません。
実際に人に会って話したり笑い合ったりしたいという気持ちから、ニート脱出を決意するきっかけなることもあるようです。

【将来への焦り・不安】

若いうちは周りにフリーターをやっている人も多く、それほど焦りを感じることがないかもしれませんが、同年代の人たちが正社員として就職したり、中には結婚して子どもをもうける人、家を建てる人などが出てきます。


「一生正社員として働くことなくこのままなんだろうか」「今のままでは、自分には子育てもマイホームも実現できない」と気づき、湧いてくる焦りや危機感がニートを脱出するきっかけにつながるようです。



以上、ニートを脱出するきっかけについてご紹介しました。
ニートになってしまう原因はさまざま。
ニート生活をやめて新しい生活を始めることはとても勇気がいることです。
不安は一度に解消することは難しいですが、ニートを脱出するきっかけとして、101カレッジで最初の一歩踏み出してみませんか?

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