101カレッジでは、若年層のひきこもり状態やニートの方々に、社会への出航準備を行う場を提供しています。
一日中着替えずベッドの上で過ごしていたり、朝も夜もない生活になってしまっていませんか?
今回は生活リズムを整えていく方法をご紹介します。
1.朝は、窓の外を見よう

朝起きて夜寝る。
しっかりと睡眠をとることはとても大切です。
太陽の光を浴びることは、人間の体内時計を調整してくれる働きがあるといいます。
夜更かしをして日中ずっと寝ている生活では、生活リズムが狂って「なんかいつも調子がでない……」となってしまうことも。
朝起きたら、カーテンを開けて太陽を浴びてみましょう。

「そのカーテンを開けるっていうのがおっくうなんだよね」という人は、起きた時に明るい朝の光が窓から差し込むようにカーテンの幅を少し開けておいてみてください。
部屋が明るいと、自然と目が覚めていきます。
そして窓から外を見てみましょう。見飽きた景色でも、光度と明度だけを取り入れられればいいのです。
眼球から脳へ、朝を届けましょう。
2.朝ごはんを食べよう

社会人になったら、腹ごしらえをしないと仕事中の体力・知力が持ちません。
朝は、チカラの源になる朝ごはんを食べましょう。
エネルギー源となる炭水化物、体内時計をリセットしてくれるタンパク質を組み合わせたメニューが良いとされています。
卵(タンパク質)かけごはん(炭水化物)や、パン(炭水化物)と牛乳(タンパク質)といった手軽に用意できるもので充分です。
ヨーグルトとグラノーラの組み合わせもいいですね。
3.ちょっとした活動時間を決める

仕事とは、「やるべきことをやる時間」です。
自律して「やるべきことをやる」というのは実はとても難しく、できる人は実は少ないのかもしれません。
特に締め切りがないような活動は後回しにしてしまいがちです。
まずは、「やるべきことを時間を決めてやる」練習をしてみましょう。
「この本を夕方までに読む」とか、「午前中のうちに散歩に行く」「ごはんを食べた後すぐにお皿を洗う」といったちょっとした活動からやってみませんか。
自分で決めた「やるべきこと」がその時間内にできれば、達成感が得られます。
4.一日を振り返る

一日の中で「やるべきことをやる」ができたら、次のステップは「もう少し長いスパンで、やるべきことをやる」です。
これができたら自分で時間をコントロールできるようになっていきます。
まずはそのための第一歩。
何となく過ごしてしまった一日でも今日やったことや、やらなかったけど本当はやりたかったこと、いつかやろうと思っていることを振り返って考える時間を作ってみてはどうでしょうか。
「今日借りた本は、来週までに返さなきゃ」「今SNSで話題のあのお菓子、明日買いに行こう」「今日はペットボトルごみの日だった。次の燃えるごみの日はあさって」
こんな具合に、一日を振り返り少し先の計画を考える時間を取ってみてください。
頭の冴えてくる夕方や、あとは寝るだけとなった布団の中といったリラックスしたタイミングなら、落ち着いて考えられます。
自分がやりたいことややるべきことをいつやろうとしているのか整理ができ、頭がクリアになります。
5.夜は寝よう

最後に「夜は寝る」。
寝る前のスマートフォンがやめられないのは必ずしもあなたのせいではありません。
スマートフォンはあまりに魅力的すぎるのです。
そのため、夜寝る前は自動的にスマートフォンから目を離せるように、充電器を離れた場所に置いたり、スマートフォン設定で休止時間を設定したり、アイマスクを着けたりしましょう。
あなたの意志が強くなくてもしっかり寝られるように環境を整えることが大切です。
少しずつ、リズムを整えよう
いきなり全部はできなくても当たり前です。できることからどんどん始めましょう。
101カレッジでは、入学してからはじめの6週間を101カレッジハウスでの共同生活に慣れ親しむ期間にしています。
カレッジハウスには、住み込みスタッフが居住し、サポートしながら少しずつ生活リズムを整えて行きます。
心身の健康を第一に、地域の方とも交流を深めながら、海や森での体験を楽しみましょう!
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