西海市の自然の中でさまざまな体験ができる101カレッジでは、運営するスタッフも、毎日さまざまな経験を通して学んでいます。
今日はそんなスタッフの一日をご紹介します。
一日を見せてくれるスタッフの加藤くんは、秋田出身の元・看護師さん。
秋田県の病院のICUで働いていましたが、25歳のときに「もっといろんな世界を知りたい」との思いから退職して日本一周の旅に出ました。
そしてその旅の中で西海市を訪れ、自然あふれる土地の魅力に一目ぼれしてしまったそうです。
そうしてすぐに西海市へ移住し、縁あって101カレッジのスタッフとして働き始めました。
とある6月の一日のこと。
加藤くんが運営スタッフに加わったのは今年2020年の4月。当時は101カレッジの開校前の準備が進められている頃でした。
あれから2ヶ月。
101カレッジも無事開校しスタッフ業務も増えてきて、さて今日はどんな一日となるのでしょうか。
朝6時半、おいしいお米から一日がスタート
加藤くんは毎朝6時半に起床します。
そして7時ぐらいから朝ごはん。
朝ごはんは、毎朝自分で作って食べます。
そのときに使う炊飯器は、一升炊きの大型サイズ! 出身地である秋田から送ってもらったお米を炊いて食べます。
「これが最高に美味しいです」
米どころ秋田のお米はつやつやふっくら。加藤くんの今日一日の力の源になります。
そうして事務所に出勤します。
午前中は、営業メールを書いたり書類の作成をしたり、101カレッジへ興味を持ってくださる方へ連絡を取ったりと、デスクワーク中心のお仕事をします。
お昼ごはんはご近所さんと一緒に
12時になったら昼休みです。
お昼ごはんは、近所の農家さんや畜産農家さんのところでごはんを食べさせてもらいます。
そうしてお世話になった分は、農家さんのお仕事を手伝って働いて返します。
ということで、お昼ごはんの後はまずお手伝い作業。今日はビニールハウスの修繕です。

15時ぐらいにはそれも終えて事務所に戻ってきます。
その後は午後のワーク。
この日は名刺を作りと、地元の農家さんにあいさつまわりをしました。
101カレッジのキャンパスライフでは、生徒さんと地元の方々との交流がとても大きな要素を占めます。
スタッフも普段からこうして地元の方々とのつながりを築いているのですね。
そして、カレッジライフのプラン変更の内容の提案書を書き、他のスタッフと相談したりします。
あと、SNS対応も加藤くんの大事なお仕事です。
最近はSNSでお悩み相談の連絡が来るようになりました。その相談を丁寧に読み、返信を書きます。
悩みを抱える誰かへ届くように、またその人を支えている誰かに届くように、毎日SNSの投稿を更新をしています。
そうして午後17時で仕事は終了。
もちろんアフターファイブも充実しているようで、仕事終わりには、学校を終えた近所の子どもたちが遊ぼうと訪ねてきます。
かけっこしたり、魚釣りをしたりと一緒に遊びます。
夜は、晩ごはんを自分で作ります。料理の支度をして、ごはんを食べてお風呂入って23時に就寝。
そんな感じできっちりゆったり、過ごしています。
毎週土曜には近所の子どもたちとごはん作り
加藤くんは料理好き。
毎週土曜日の夕方には、近所の子どもたちが各々食材を持って事務所にやってきます。
いつのまにかこれが恒例のようになって、みんなで食卓を囲みます。
近所の農家さんからもらった野菜を使って、料理をみんなで作り、みんなで食べるのです。
今、101カレッジのスタッフとして加藤くんが思うこと

「地域の農家さんや漁師さん、いろいろな方たちと繋がりながら自分自身もこの土地に受け入れてもらえるように日々、試行錯誤しながら過ごしています。」
農作業や船の操縦にも慣れてきた加藤くん。最後に、今後やりたいことを教えてもらいました。
「僕自身は6次産業をやりたくて。自分で作物作って、加工品にして、ということをやりたい。
昨今の食品ロス問題に対しては本当に『もったいない!』と思います。
農家さんが天候や需要に左右されながらも一生懸命に作った野菜なのに、売れないからとやむを得ず処分してしまうこともあると聞きます。
そんなときは自分が引き取って加工品にして、野菜の価値をつなぎたい。これからそういう勉強もしていきたいです」
101カレッジでは、スタッフもいろいろなことにチャレンジしながら自分の可能性を広げていこうとしています。海と山に囲まれて楽しくも真剣に毎日を過ごすスタッフたちとの触れ合いも、101カレッジの魅力の一つです。
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