こんにちは、101カレッジのスタッフ加藤です。
先日、ご近所の漁師さんから
でっかいエイを二匹と、発砲スチロールの箱いっぱいのシャッパを
バーン!といただきました。

すごいでしょ、迫力あるでしょ。
僕、最初「シャッパ」って何のことかわからなかったんです。
What is シャッパ?

入江さん:「おー、たくさんシャッパが入ってるねー」
加藤:「えっ、シャッパって何ですか?」
入江さん:「シャッパはシャッパだよ!」
このやりとりを二人でリピートして1分経過。。。
入江さん:「シャコだよ」
加藤:「なんだ、シャコか」
シャコのことを、ここ西海市では「シャッパ」と呼ぶんです。
お寿司のネタにも使われる、エビよりもあっさりとした味と食感を持つ、
あの「シャコ」です。
シャッパは、網を海底に敷いておいて、そこに勝手にかかってくる
下網漁という漁法で獲るそうです。
シャッパは氷でしめて、塩ゆで。
シャッパは、生きているうちに氷でしめないと後々身が小さくなるそうで、
氷をたくさん入れてしめました。

食べるときに、鍋にお湯をたっぷり沸かして塩ゆでします。

「もしもーし、もしもーし。今から食べますよー。」
地域住民のお兄さんが、ゆでたばかりのシャッパと交信しております。

「ほら、こうやって殻をとって、こうやって身を出して」と、
入江さんが食べ方をレクチャーしてくれて、みんなでおいしくいただきました!
カニのような、エビのような。
シャッパを食べた感想を一言、わかりやすくお伝えします。
茹でたてを食べたら「カニじゃん!」
冷えたのを食べたら「エビじゃん!」
塩ゆでだけで、調味料は何もいらない、シンプルな料理がベストマッチでした!
ま、ゆでたてが一番おいしかったですけどね!
そしてエイを喰らう。

見てください、この大きさを。
クーラーボックスからはみ出しているし、厚みがあってかなり重い。
隣の事務所で飼っている猫のドーラよりも重いなこれ、と感じたので
たぶん10kg以上あります。
僕、エイは見たことあったけど、触るのもさばくのも今回が初めて。
触った感じは、ぶよんぶよんで外側はちょっと硬くて弾力があり
お腹の方はぽっちゃりおじさんみたいに、たぽっとしてました。
尻尾には毒があるので、漁師さんに毒針をとってもらい、調理しました。
ちょっと怖かったです。
あまりに大きすぎて、一匹さばくのに一時間ぐらいかかりました。
あばら骨みたいなところが、すごく太くて硬いので
出刃包丁で、ダンダンと叩くようにして切ったけど、
あれはノコギリで切った方がよかったです。
さばいているときは結構エイの匂いが臭かったんですけど、
食べてみたら全く匂いはありませんでしたよ。
最初は刺身にして、次は煮付け、最後はスープにして食べました。
エイって、なかなか食べることないと思うんですけど、食べてみたら独特の味なんですよね。
なんていうかな、歯ごたえは繊維質が残る感じです。
刺身は、匂いやクセはなく
煮付けは、ずっと煮込んでいたのでやわらかかったし
スープは、すごく繊維質でフカヒレスープみたいな感じに近かったです。

エイの煮付けレシピ
【材料】エイ、しょうが、ねぎ、さとう、醤油、さけ、みりん
【作り方】鍋にエイを入れて、調味料を目分量で投入。煮付けます。
今回、途中で砂糖がなくなって思った味付けにならず。。。
もらった食材で作ってみたら、大鍋にたくさん出来上がり
当日は大人4人でお腹いっぱい食べて、
翌日はさらに大人数で、近所の人にも手伝ってもらい
みんなで完食しました!
加藤、漁師に憧れる。
僕、今回初めてエイとシャッパを調理して
自分の料理の腕がスキルアップした気がしました。

そして、僕、漁師になってみたいと思いました。
漁師ってかっこいいんですよ。ほんとに。
なんですかね、海の上で闘ってるというか、漁を終えて船で颯爽と帰ってきて、
獲れた魚が多かったら「おい、もっていけ!」とクールだなって。
実家から送ってきたお菓子を
エイとシャッパのお礼にと思って、
漁師さんへ持っていったら
「いらねぇ」って言われたんですけど
それが超かっこいいなって。男気というか、不器用なかっこよさというか。
本気で憧れちゃいました。
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